こんにちは、メンタルケアサロン cococareです。
流産・死産を経験された方、どのようにその悲しみを乗り越え、妊活に取り組まれていますか?
私自身、流産・死産を4回経験していますが、どの命もとても愛おしく、亡くなったと知った時は本当につらく、涙が止まりませんでした。
初めて流産を経験した時はショックが大きすぎて1ヶ月仕事を休職したほどです。
それほど流産・死産の悲しみは重く、人生のどん底に叩き落とされたような感覚になります。
そこから這い上がるのもまた本当に苦しく、私も何度も底まで落ちてはまた這い上がる、の繰り返しでした。
1回で相当な精神的ダメージの大きい流産・死産ですが、私がこれまでにまた前向きな気持ちで妊活に取り組めるようになった気持ちの切り替え方についていろいろお話をしてみようと思います。
今回の内容はよくお問い合わせを受ける内容になりますので、ひとりでも多くの方の参考になると嬉しいです。
旦那とたくさん話をする
まず最初に声を大にして1番効果があったと言いたいのが、旦那の存在です。
もともと自他ともに認める仲良し夫婦なんですが、流産・死産を経験した時も、1番そばにいてくれたのはやっぱり旦那でした。
口下手なところがあるので、あんまり自分の感情を表に出すタイプの人ではないし、どっちかって言うと私の話をウンウンと聞いてくれる人だったんですが、4回流産・死産を経験した時もそっと隣に寄り添い、肩を貸してくれて、わんわん泣いている私の頭を撫でてくれました。
そんな優しい旦那に、しんどい気持ちや苦しい気持ち、周囲への嫉妬心などありのまま話して聞いてもらうことが多かったです。
今回の妊娠の経過、流産宣告された時のエコーの様子、手術のしんどさ、体調、退院時に赤ちゃんを抱っこしているママを見て悔しかったことなど、話せる時にたくさん話をしました。
ちょっと元気になってきたら、「調べたらコレをすると妊娠しやすくなるらしい!」「新しいサプリを飲んでみようと思う」など、次の妊活についていろいろ話せるようにもなり、それらを口にするだけでモチベーションも上がるので、自然と次の妊活に向けて前向きに取り組めるようになっていました。
いつも否定せずに共感してくれて、受け止めてくれるだけで十分すぎるくらい心の回復に繋がっていたので本当に旦那には感謝です。
パーッと好きなことをして遊びまくる
流産・死産宣告を受けた後、毎回のように旦那が「(私)の好きなことをしよう」と言ってくれていました。
その言葉があると「そっか、好きなことしていいんだ」と思えて、パーッと楽しく遊びに出かけていました。
例えば我慢していたお寿司を好きなだけ食べに行ったり、天候を気にして制限していた趣味の釣りに雨の日に出かけてみたり(雨の日はよく釣れたりするんです笑)、休みが合えば夫婦で温泉旅行に行って贅沢するなど、自分が心から楽しんで、悲しみを発散できるまで、旦那に付き合ってもらって満喫していました。
精神的につらい時ほど、声を出して笑う、心から楽しむって結構大切だと思っていて、それを叶えるために一緒にいて落ち着く旦那と一緒に遊びまわって、「楽しい!」と思える時間を作るようにしていました。
私の場合は結構盛大に遊びに出かけちゃうっていうことが多かったんですけど、静かに夜景を見に行ったり、お酒を飲みに出かけたりとかでも全然良いと思うんです。
ひとりでもいいし、お友達とでも。
ちょっと現実から離れて、好きなことをして発散するってとても大切だと思うので、非現実な時間を過ごしてみてください。
肩の力を抜く
そして最後は肩の力を抜く。
流産・死産を経験すると、「もう同じ経験はしたくない…!」という思いから、ついつい気合を入れて妊活に取り組んだり、自分のキャパを超えたことにいろいろ手を出しアップアップな状態になるなど、かなり頑張りすぎてしまう人もいます。
私、最初このタイプでした。
めちゃくちゃいろんなサプリを買い漁ったり、ネットの情報に振り回されたり、排卵日に合わせて夫婦ともに疲れているのにたくさんタイミングをとりまくったりと結構無理していたなと思います。
そんな私でしたが、「もう頑張るのやめよう!」と力を抜いたのが3回目の流産を経験してからでした。
どんなに頑張っても努力しても、妊娠しても、流産する時はする。これはこの子のそういう運命であって、決して自分のせいではない。
そう割り切れるようになったからです。
それからというもの、たくさん飲んでいたサプリをやめ(1〜2種類に絞りました)、ネットで調べる時は最低限だけにし、タイミングも無理なくとれるだけになりました。
排卵検査薬を使っての排卵日の特定だけは毎月しっかりと行い、その他は無理なくやりましょう!というスタンスに変えたんです。
それが良かったのか、以前よりも妊娠検査薬で陽性を見る回数は自然も増えていきました。いずれも化学流産になってしまいましたが、やり方は間違っていない!と自信に繋がって、無理しない頑張らない妊活を続けていると、割と早い段階で4回目の妊娠をすることができましたが、またしても稽留流産と診断を受けてしまいました。
4回目の流産宣告をされた時、もちろん大きなショックを受け、たくさん泣きましたし、「また流産だったか…」「なんで私だけ」という思いにもなりましたが、気持ちの切り替えはとても早かったです。
不妊治療をやめたら授かれたという話も耳にしたことがあると思いますが、自分自身にプレッシャーをかけるのではなく、その重圧を軽くする、もしくは取っ払うことで心が軽くなり、自然妊娠に繋がっているのかなと感じています。
精神面の安定は大切
流産・死産後の乗り越え方、気持ちの切り替え方について私なりのやり方を3つご紹介しましたが、どれに共通するのも精神面の安定だと実感しています。
物理的な体の治療はひとつもなく、誰かに話を聞いてもらい、ストレスや心身の疲弊を発散し、自分自身にかけているプレッシャーを外す。
これらに取り組むことで、私は4回の流産・死産と、子宮頸管妊娠を乗り越えて第1子を授かっています。
これらのやり方は私にはとても合っていたと思いますし、同じように心の安定が必要な方はたくさんいらっしゃると思います。
そこで私は精神面のサポートをするためにサロンをオープンしました。
公に話ができないデリケートな妊活や流産・死産の話を思い切って、遠慮なくお話しいただくためです。
普段はできない話を言語化するだけで、気持ちの軽さが全然違います。お話しする相手がいない方は私で良ければお話し聞かせてください。
ひとりでも多くの方が、我が子を授かれるようサポートさせていただきます。