こんにちは、cococareの姫野です。
2022年9月よりメンタルケアサロンがついにオープンいたしました。
私自身、流産を繰り返し経験してから、同じように辛い思いをされながらも頑張っている誰かのためになるサービスを始めたくて密かに準備を進めていたのですが、ようやく夢叶ってメンタルケアサロンをオープンすることができました。
こちらのブログでは、私の不育症の歴史や、妊活にまつわるあらゆる情報を発信していきたいと思っていますので、ブログが更新されたらぜひぜひ読みにきていただけると嬉しいです。
今回はまずブログ第1弾ということでざっくりと私の自己紹介と不育症歴をざっくりと語っていきたいと思います!
自己紹介
私は神奈川県にて旦那と、ただいま生後7ヶ月の娘の3人で暮らしている1児のママになります(^^)
旦那とは出会って10年、結婚して5年が経ちました。
旦那と出会ってすぐに国家資格である精神保健福祉士の資格を取得し、今に至るまで精神科に勤めまして、スーパー救急病棟や認知症病棟、精神科デイケア、外来などさまざまな経験を積んできました。
最近だとクリニックに勤めながら、オンラインカウンセリング事業の立ち上げ、発達障害・精神科デイケアの立ち上げや運営に携わりまして、精神保健福祉士以外の企画・運営・マネジメント業務を経験することができて、仕事が好きな私ですがとても充実した日々を過ごすことができました(^^)
特に発達障害の分野は、非常にたくさんの発達障害の方の社会復帰のお手伝いをさせていただき、こちらも大変勉強になりました。
私の妊活・不育症歴
そして35歳で初めて娘を出産しましたが、ここに至るまで稽留流産を3回、進行流産からの死産を1回経験し、不育症と診断を受け、アスピリンを服用していました。
また不妊症検査にて低AMHの診断も受けており、娘を妊娠する直前には非常に稀な子宮外妊娠、子宮頸管妊娠を経験し、精神的にも参っていた時期もあります。
初めての流産は私自身とてもショックが強く、仕事を1ヶ月間休職するほど精神的にダメージが大きかったです。精神科で勤めて、たくさんの患者様の支援に携わってきて、自分的にも精神的には強い方だと思っていましたが、我が子の死というものに直面した時の衝撃は本当に大きかったですね。
この時に化学流産も1度経験をしているのですが、不妊症検査をしてみようとのことで、ひと通り検査をしてみたところ、低AMHが発覚。そこまで数値は悪くないようでしたが、早くに閉経するとのことなので働き方を見直して、妊活に力を入れるようになりました。
そして2回目の妊娠では「NT」の指摘と「臍帯ヘルニア」の可能性を指摘されてしまい、これまた非常に精神的に落ち込んでしまった時期でもありました。「NT」はダウン症の可能性、「臍帯ヘルニア」は13トリソミーの可能性が高いと言われています。
この時は最終的に、職場で破水してしまい、進行流産からの死産という結果になってしまいました。
3回目の妊娠では心拍の確認が取れず、稽留流産。
この時に「ただごとではない…」と思い、不育症専門のクリニックを受診。血栓ができやすいと言われてアスピリンの服用を開始しています。ただこの時も数値的にはそこまで悪くないという結果だったんですよね。先生も「一応アスピリン飲んでおこうか」といった感じでした。
そして4回目の妊娠では胎芽の姿も見えず、稽留流産と診断されました。
「アスピリンも飲んでいたのに…」とショックだったんですが、旦那のサポートが大きく精神的にもとても支えられていたので、引き続き妊活を継続することにしました。
ここに至るまでも、正直毎日がとてもつらかったです。
通勤バスに毎朝乗り込んでくる子供連れのママさんを見て「うらやましいなぁ」と思っていたし、どんどん古くなっていく産婦人科の診察券の番号を見るたびに嫌だなと思っていたし、お互い妊活の話をしていた友人が私が流産している中、無事に妊娠できて出産まで辿り着けていて「ずるいなぁ」と思ってしまったり、もしかしたら心機一転愛用しているかばんを買い替えたら妊娠継続できるんじゃないかと思ってまだまだきれいなかばんを捨てて買い替えたりしてみましたが、それでも妊娠するたびに化学流産だったり、稽留流産を繰り返していました。
そして5回目の妊娠で、非常に稀な子宮経験妊娠という子宮外妊娠をしていることが発覚。クリニックに通っていましたが、至急大学病院に行くように言われて、そこで痛い採血やMRI検査などしてもらい、2〜3週間ほど仕事を休んで大学病院に通い詰めました。
その時に「抗がん剤治療」「入院治療」「手術」の話があったり、ネットで検索すると「長期入院」「最悪、子宮全摘」などのワードが出てきて、「ここに至るまであれだけつらい思いをしたのに、最後のオチは子宮全摘…?」って考えると本当にショックで、仕事が全く手につかず放心状態で過ごしていました。
旦那もとても心配してくれて、「もうこれ以上妊活を続けるのは無理だろうな」と思っていたようです。
ですが、その時の赤ちゃんがなんと奇跡的に自然排出で出てきてくれたんです。大量出血で大変なことになると言われていた子宮経験妊娠ですが、幸い生理2日目くらいの出血しか出ず、本当になんの処置もすることなく経過観察だけで完治したのです。
ここまで流産を乗り越え、メンタルも鍛えられていた私ですが、これからの妊娠がちょっと怖いと思ってしまうほどの経験をした今回の子宮頸管妊娠でしたが、赤ちゃんがもうちょっと頑張れと言ってくれているのかなと思い、「もう妊活やめとく?」と旦那に言われたんですが、もうちょっと妊活を頑張ってみようと決意。
そして子宮経験妊娠直後の妊娠で、娘を妊娠でき、無事に出産することができました。
あの時妊活を続けることを諦めていたら娘に出会うことはできなかったし、ずっと一緒に頑張ってくれた旦那には感謝しかありません。
cococare open
そんな私ですが、我が子を抱っこするまでにいろんな壁が立ち塞がってきたこともあり、メンタルがだいぶ鍛えられ、流産の経験を糧に同じようにつらい思いをしている誰かの支えになれないかとずっと考えていて、旦那とも相談し、アドバイスをもらいながらこの度『メンタルケアサロン cococare』をオープンすることになりました。
そもそも妊活の話自体かなりデリケートなこともあって、なかなかいろんな人に気軽に話をすることってできないんですよね。
でも妊活自体いろんなストレスや負荷が夫婦ともにたくさん降ってくるわけなんですけど、なかなか周りに話ができないから結局これらストレスを夫婦だけ、あるいはおひとりで抱えなくちゃいけない現状があります。
ストレスを軽減して心身ともに万全の体制で挑みたい妊活なのに、ストレスや疲れは溜まる一方という負のサイクルがうまれてしまっているんですよね。
本来であれば赤ちゃんのために笑顔で妊活頑張りたいのに、いつもケンカばかりして、お金もかかって、検査で体はボロボロで…って本当にしんどいです。思い描いていた妊活と違うって思った方も多いんじゃないかなと思います。
cococareではそんな皆さんの話を聞いて、相談に乗ることで、少しでも笑顔で赤ちゃんを迎えられるようにと思って始めました。
私自身流産を含めていろんなことを経験してきたのは私の強みだと思っているので、あたたかく寄り添い、ケアさせていただければと思います(^^)
ちょっとブログが長くなってしまったので今回はこの辺で。
またブログ更新したら読みに来てくださると嬉しいです!